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二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)レビュー
二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)を持っている人は私の回りではまだ少数派ですが、
発売元が講談社ということもありお勧めです。
二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)に限らず
私の場合は、いつも購入前にレビューを参考にしています。
実際に二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)を購入された方の意見が聞けるのでとても重宝しています。
たとえば二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)の場合、
経済だけでなく、税制と歴史もふまえて新しい政策を提言
歴史の転換点、産業構造の変貌期には租税体系と財政支出が変化に取り残されて財政赤字と不景気が発生する。この場合に従来の延長線上で減税を実施しても財政赤字が悪化するばかりだし、財政支出をふやしても景気回復に結びつかない、というのが本書の基本的考えである。特に日本の場合はアメリカのレーガン税制の真似をして減税をしたが、貯蓄率の低いアメリカと異なり貯蓄率の高い日本では減税をしても貯蓄に回り景気回復には結びつかなかった。また、クリントンは景気が回復した暁に自然増収が実現するように高額所得者の所得税率を引上げると同時に法人税も増税したが、日本は愚かにも高額所得者を対象に所得税率を引き下げ、法人税率も引き下げた。これでは景気が回復しても税収は増えない。
ドイツ、フランスは財政再建を優先して高失業率を招いた。日本は景気回復を優先して、景気回復も財政再建も失敗した。スウェーデンはかつての高福祉から財政赤字となったが、景気回復も財政再建も成功した。スウェーデンのように二兎を追ってうまくいくためにはどうすればよいか。
著者は、産業構造の変化を踏まえて従来の発想を転換し、現物給付の活用・資産税の創設・地方への税源委譲等が必要であると提言している。市場原理主義を徹底批判して、米国だけでなくヨーロッパの統計も踏まえ、歴史も展望しているので読み応えがあった。
景気回復と財政再建
二兎とは何か。景気回復と財政再建の2つである。これまで両者は対立する概念として捉えられ、両者を同時に達成することはできないとされてきた。事実、現在の日本でも財政再建を目指さず景気回復に専念すべきだという議論が巻き起こっている。しかし、筆者は二兎を追うことができると主張する。スウェーデンは二兎を追って二兎を得たからである。もちろん、筆者はスウェーデンを真似ることを主張するのではない。経済規模など何から何まで異なる国の政策を真似ることはできないからだ。
筆者がこのような主張をするのは、現在の財政危機を時代の転換期に訪れる財政危機だと考えているからである。時代は知識社会に転換しつつある。そこでは、これまでの公共事業中心の政策が効力を失ってしまうのである。筆者は債務管理国家へと転換した上で、この知識社会への変化に対応するべく社会的セーフティーネットの整備を行っていかなくてはならないと主張する。知識社会に対応して、社会が活力を取り戻すことによって財政危機と景気回復の双方を解決していくことができるのである。
筆者の主張が説得力を持っている要因は、筆者の主張が経済学による単なる政策提言ではなく、歴史的洞察を含んだ深いものとなっていることによるものだろう。日本の将来を憂慮する著書は多いが、歴史的洞察を含んだ本書のような著書は少ない。その意味でも本書は必読の書ということができるだろう。
とあります。
私も実際に、二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)を購入してみてその通りだなと思いました。
レビューは比較的厳しい意見が多いので一度はチェックしておいて損ないです。
二兎を得る経済学―景気回復と財政再建 (講談社プラスアルファ新書)
神野 直彦

定価: ¥ 777
販売価格: ¥ 777
人気ランキング: 53392位
おすすめ度: 
発売日: 2001-08
発売元: 講談社
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